「ごめんごめん」
いや。その言葉全く悪いと思って無いだろう...。
大稀くんはまた笑って隣のベッドに腰をかける。
「帝、いつも明るく見えるでしょ?」
『うん』
いつも明るくてきっとクラスでもムードメーカーだなってよく思う。
クラス違うから予想だけど...
「でもね、あれでも悩む時はすごく悩むんだよ」
...え?
表情を変えた私に気付いてクスッと大稀くんは少し笑ったけど、そのまま言葉を続ける。
「ああ見えて不器用だから、言葉足らずの時もあるかもな」
知らなかった...。
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