「あー。ごめん。居たんだ。」






『......!?!?』






突然カーテンを開けられ、私は何もしてないけど、恥ずかしくなって勢いよくベッドから飛び起きる。








「...榎南ちゃん?」






不思議そうに名前を呼ばれてその人の事を見てみると。







『あ...こないだの』






私が美容院行って帝くんと偶然会ったあの日。






帝くんの友達の...






名前なんだっけ?






お、思い出せない...。






名前教えてもらったんだけど。








「大稀だよ。」





大稀くんは苦笑いを浮かべた。






『そうだ...ごめんね』






人の名前忘れるなんて私最悪だ…。