天ちゃんのいいとこなんて、たくさん知ってる。良くないところを逆に知りたいぐらいに…
だけど、空白の二年間は…私を臆病にした。天ちゃんの近くにいたいと思う。
でもね?
天ちゃんと私は同じ気持ちじゃないから…私はまだまだ子どもだから。
隣にいれないんだ。
『瞳さん…授業行くね?』
「頑張って。」
教室に戻ると…皆に心配された。
高等部の…しかも、あの門長先輩がどうしたの?ってー。
なにかされた?
大丈夫?
興味の対象。
これが私って存在。
ー門長先輩の妹ー
ー天ちゃんの幼なじみー
それが私の価値…なんだ。