「…………」
「顔真っ赤!まじでウヴじゃん。愛華と真逆!」
『っ…』
嫌だ…早く帰りたい…。
助けてよ…お姉ちゃんっ!!
「でしょ?本当可愛い妹なの。」
そう言ったお姉ちゃんの目は凄く怖くて冷めていた。
私…お姉ちゃんに何かした?
「ふーん。ねぇ、俺と付き合わない?」
『やっ…』
私は先輩の手を振り払い…顔を背けるのに精一杯だった。
「うわ〜。今のそそるわ!」
「はは!俊、変態〜!てか、妹からかわないでよ!」
お姉ちゃんは楽しそうに言った。だけど…私には…そのお姉ちゃんが怖くて。どうしていいかわからなかった。