お姉ちゃんは誰といても絵になる。
いや、高松先輩がカッコいいからかもしれない。




お姉ちゃんも美人だし…



二人は私の方に近づいてきた。




「これ、妹。」




「あぁ〜、そういえば言ってたな。」




『こんばんは…。』




私は気まずくて挨拶することしか出来なかった。




「可愛いじゃん。さすが愛華の妹!」




「そうでしょ。でもね、この子すっごい大人しくて…超ウヴ!」




『…………』




そんなこと話さないでいいじゃん。




「へ〜、彼氏いないの?」




高松先輩は私の頬を触りながら聞いてきた。
気持ち悪い…背筋がゾッとする…