「門長ってさ、門長愛華に似てるよな。名前も顔も。」
席に座った瞬間、そう話しかけられた…
市木桜太。
隣の席の男の子は、千崎天馬…天ちゃんに憧れてる。
『…似てない。あんな人に似てても嬉しくない…』
ただの嫉妬。
いつも天ちゃんといるお姉ちゃんが羨ましいだけ…
私の居場所にいるお姉ちゃんが…
自分から手放したのに…馬鹿みたいだな。
「へ~あの美人など角長先輩に似てるって言われても嬉しくないんだ。まぁ…おれは、門長のが可愛いと思うけどな。」
『っ!!』
な、なに言ってんの!?
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