「あ、噂の彼女だぁ〜!すっごい美人…」
「負けた…」
「お前らバカだろ、あの人は34だぜ?」
「34?!やばっ!李夢叶君って…」
「違う…あの人はあいつ…りむの…母親。」
「えー!!」
なんて、教室内で騒いでいたなんて知らず…
俺は、弁当を届けてくれた母さんの元へ向かう。
『母さん、ありがとう。』
「りむ君、最近忘れすぎ!気をつけてね?」
『あぁ。』
優しい母さん…
大好きな…母さん…
マザコンって言われてもいい…それぐらい、俺は母さんが好きだから。
だって…
な?
母さんと父さんの話を聞いたら…母さんを嫌いになんかなれなかった。