「愛菜華…」



『!!』



名前を呼ばれて顔を上げると…天ちゃんの顔。



なに…してるの?



ゆっくり、私を押し倒す。



天ちゃんが天ちゃんじゃない…



だれ?



「愛菜華…」



『っ…』



恐怖で天ちゃんの顔を見れなかった。



でも、これはしてはいけないことなんだって身体中が言ってる。



これは流されたらダメ。



『っ!!』



「愛菜華…」



『いやっ!!!』



天ちゃんのお腹を思い切り蹴り上げて…私は、窓から自分の部屋に戻った。



天ちゃんはうずくまってて…私を見てた。



すごく傷ついた目で…私をジッと見てた…