「最近、大人しくなったわね、愛菜華ちゃん。」
「えぇ、天馬君と大きくなったら、一緒に小学校に行くって約束したからよ。」
「天馬がそんなこと言ったの?」
「えぇ、天馬君ったら凄く考え方が大人で驚いたわ!」
「あの子、子どもらしさがなくて…瞳もだけど、可愛くないわ。」
「旦那さんの影響じゃないの?」
「そうねぇ…」
なんて、後ろで繰り広げられる、ママ達の会話は無視で…毎日天馬の家で天馬を待ってた。
手を繋いでお姉ちゃんと一緒に帰ってくる天馬とお姉ちゃんが、酷く羨ましくて…
いつかは、自分なんだって言い聞かせて、二人を見てた。