「なーんでも使ってくれ!!!」

「...。」

「何だ?うれしくないの?」

「...。着替えてくる。」

「? おぉ...」


そうだよね。
お兄ちゃんに「小銭とは変わった
お祝い金ね」なんてイヤミ
通じないね。絶対に。
もらえただけいいさ。
お兄さんありがとう。



部屋着に着替え、リビングへ
降りたら、倉さんがもう
リビングにいた。


「おー、久しぶりー!
みつきちゃん」

「どーも。倉さん、何か作ってよ。」

「いきなりっ!?もー...。
何がいい?オレなら何でも
作れるよ~」

「朝ごはんで食べれるやつと、
夜ごはん。何でもいいよ。」

「よしっ!じゃっ買い物行くか、
亮。 じゃっ行ってきまーす」


倉さんはおにぃを連れて
近くのスーパーへ行った。