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「ただいまー」
「お、おかえり」
「あ、おにぃ」
家に帰ると、おにぃが家にいた。
おにぃは、山下咲といって
２１歳の兄だ。
背は結構高い。
珍しい。
とてつもなく忙しいとか
言って１週間くらい顔も
見てなかったくらいなのに。
今日は珍しい日だな。
「なー今日さ、倉連れてきていい？」
「うん。てか今日は仕事じゃないの？」
倉とはおにぃの友達で、
おもしろい人。
時々家に来る。
料理を作るのが上手いから、
来る度に何か作ってもらって
お世話になっている。
「んー、しばらく休み。
ほらーおにぃさぁ、ッチョー
忙しくしてたデショー？
みつきちゃんが寂しくないかなー？
って思って、３日くらい休み
とっちゃったキャハ」
「キモ。どーせ今一段落した
だけでしょ。」
