「じゃあー男子の学級委員は、
新井で。女子はなりたいヤツ
いるか。」

『はーい!!』


うわっすご。
新井くんがなると決まったら、
私と、ちーちゃん、みーちゃん
以外はみんな手をあげている。


なーんてのんきに思ってたら、


ガシッ


「えっ?」

「俺、こいつがいい」


左手をつかまれて、手を
挙げさせられた。


「え―――、無理です。
本当に無理です。」


心、助けてー!って心も
びっくりしちゃってる。
本当に無理。
女子からなんて言われるか。


「えーでは、新井くんの
推薦ですから、望月さん。
よろしくお願いしますね。
あーそれから、2人は放課後
さっそく会議があるそうなので、
第1会議室に行ってください。」


ガチャピーン。
私の気持ちはムシですかい。
どーしよー。



そのあとのガチャピンの話も
ちーちゃんやみーちゃん、心の
話さえ何にも覚えていない。