誰?
ゆっくり顔を上げてよく見ると、同じメロンパンを持ってた人だった。
「ブッ...だ、大丈夫?」
「...大丈夫です。」
「メロンパン...いるか?やるよ。まだ口つけてないし」
「はっ?え?」
突然のことにびっくりして、まよっていると、無理矢理メロンパンをわたされた。
「えっ。ちょっ!」
もうその人はすぐ向こうに行ってしまって、何も言えなかった。
メロンパン、どうしよう。
食べるか迷ったけど、やっぱり悪い気がしてバックの中にしまった。
それから急いで掲示板の所へ行き、クラス表を見た。
おっ。4人ともクラス一緒だ。
やった。
歩いて教室へ向かった。
* * * * *
1―B......ここか。