「通りたいんだけど、いいかな?道、あけてもらえる?」 校門前にたむろっている、 イケメン男5人組にあたしは、 そう言い放った。 「あ゙?」 反応したのは、その内の たった2人だった。 声をあげたのが、 目付きの悪い、オレンジ頭。 もう1人が、 黒髪に青メッシュの、 かわいい系の男の子だ。