あごを突き出して、背の高いミイをツンと見上げると


「まぁまぁ。
瑠衣もミイも、そのくらいにしときなよ」


ことなかれ主義で、いつもあたし達の仲裁役の梨果が、あたし達の間に割って入った。


「…で、瑠衣は決心ついた?」