「山梨さんいますか?」



俺はクラスの奴に山梨さんを呼んでもらう。


「山梨ー松下って奴が呼んでんぞー!」



奥の方から小さな返事が返ってくる。


「何か用ですか?…」



寝ていたのか少し髪が跳ねている。