俺は不覚にも泣いてしまった。


その間、山梨はずっとニコニコしていた。



『ガラッ」


病室の扉が開いた。

「…有望ちゃん」



「松下さん来てたんだ!お姉ちゃん良かったね」

「あ、お姉ちゃん明日退院できるんだって!」