朝、先輩からメールが来た。


『用事が出来たから、迎えに行けない。』


その、たった一言だった。
あたしの頬には、涙が流れていた。


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ひとりで学校に行くと・・・


「結亜。ちょっといいかな?」

莉子が話しかけてきた。


「うん。」


あたしはそう言って、莉子について行った。


「あたし、振られちゃった。」

莉子が口を開いた。


「どうして?」


あたしは、聞かずにはいられなかった。


「先輩、好きな子いるんだって。『昨日、ケンカしちゃった』って言って、すごく後悔してた。
結亜。言ってあげなよ!!あたしは、大丈夫だから。」

莉子は、そう言った。


「ありがとう!!」


あたしの口からは、そんな言葉がもれた。


「幸せにならないと、許さないから~!!」


莉子。本当にありがとう!!
ものすごく、感謝してるよ。


あたしは、急いで先輩のもとへ向かった。