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そして放課後。

「結亜チャン~!!」


先輩が、あたしの教室まで迎えに来てくれた。


「先輩。」


やっぱり、手紙渡さなきゃだよね。


「結亜チャン、帰ろう?」


心配そうにしてくれてる先輩。


「はい。」

どうしよう。


「どうしたの?元気ないね・・・。」


・・・。


「あの、コレ」

あたしはそう言って、莉子から預かった手紙を渡した。


「コレは何?」

先輩は、顔を顰めて聞いてきた。



「莉子って言う子に、頼まれて・・・。」


そう言った瞬間、先輩の顔が怒った顔に変わった。


「結亜チャンは、俺がこの子と仲良くしてもいいの?
付き合ってもいいと思ってるの?」

先輩は、怒鳴った。


「あたしは・・・」


それから先輩は、一言も口を聞いてくれなかった。