そのカッターナイフを自分の首にあてた。


ここで死んじゃえば・・・みんな・・・


「姉ちゃん!?」


もう少しで首にカッターナイフの刃が入る


というところで、太一が部屋に入ってきた。


「姉ちゃん!何やってんだよ!?」


「放してよ!私が死んだら、みんな苦しまなくて済むじゃん!


お母さんだって、お父さんだって!たい」


「姉ちゃん!!!」


太一が大声で叫んだ。そこで私は太一に抵抗するのをやめた。


「姉ちゃんが死んでも俺は嬉しくない!


楽にもならない!逆に・・・苦しいよ。」