救急車が来るまで


俺は笑美の名前を呼び続けた。


その時思いだしたこと。


俺は・・・すっかり忘れてた・・・。


『あんまり体に衝撃与えないでね?』


退院する時の条件の一つ。


こぉゆうことやってんな・・・。


しばらくして救急車が来た。


それからすぐ近くの病院に運ばれて


笑美の手術が始まった。


その間も俺の中では


笑美をすぐに助けられへんかったことを


責め続けていた・・・。