私の言った言葉には何のくもりも無かった。


いつの間にか、太陽も顔を出していた。


まるで・・・太陽と私が同じみたい。


「笑美・・・?」


そのとき、口を挟んだのは恵だった。


恵は、私を見つめたまま静かに言ってくれた。


「俺も、笑美が好きで好きで、たまらんねやけど。」


優しく、微笑みながら言ってくれたその言葉は


私の心をもっと明るくしてくれた。でも


雨が降ってるの。・・・涙が止まらないの。


「笑美・・・」


春登は、私の涙を見て呟いた。


「俺は笑美を泣かせたりしないよ?」