そして、いよいよ個人戦。


恵と春登の本気の勝負。


すべては・・・私のために。


私はいつの間にか自分の手を重ねて


祈っていた。・・・恵が勝つように。


その時、私は気づかなかった。


太陽が、少し隠れていたことに。


何かを知らせるように。辺りが少し


暗くなってきていたことに・・・。


まるで・・・誰かの心のように。




みんな白熱した戦いをした。そして


恵と春登は最初からは戦わず


まずは周りにいる人たちを次々に倒していった。