「は!?春登、お前提出物ちゃんと出してへんのか!?」


「たった一つ、数学のプリントを出しそびれただけで


呼び出しー。」


「・・・なんや、迷惑なセンコーやな。」


私・・・あのままだったら恵に自分の気持ち伝えてたかもしれない。


春登が来た時、少しほっとした。


今、きっと恵に自分の気持ちを伝えても


信じてもらえないと思うから。


それにまだ、恵のことも知らないことだらけなのに


告白・・・なんて、できない。


落ち着いて・・・落ち着いて・・・。