姫「や、やだ!」

咄嗟に腕を引くとさらに不機嫌な顔で近づいて来る。

海「逃・げ・る・な(怒)」

陸「海斗、どうかしたのか?」

海「陸、姫華捕まえろ」

陸「えっ?お、おお!」

姫「いやいや!請け負うな!」

バタバタと逃げ回ったが、静さんに捕まった。

静「姫華ちゃん捕まえた♪」

海「静さん、ナイスです。」

姫「わーわー!!静さん、離してー(泣)」

海「逃げるなっての」

グイと腕を掴まれ袖を捲られる。

海「やっぱり(怒)」

姫「……何で、わかったの?」

姫華の二の腕には赤く爪を立てられた痕がくっきりとあった。