気付いてあげるべきだった。そうすれば、桃華は…

姫華がその事を知ったのは紅蓮と昇龍の抗争の後。

姫「桃華はある時からとても幸せそうに毎日、笑ってた。理由を聞くと昇龍の幹部と付き合い始めたって笑っていた」

姫「どうしてか、わかる?」

海斗のほうに向き聞いてみる。

海「俺から情報を聞くことが出来るからじゃね?」

姫華は首をふり

姫「桃華は…貴方に本気で恋をしたから。どんな形にせよ、貴方の隣にいることができて幸せだったから…」

海斗は目を見開き驚いている。

陸「どうして言い切れる?」

姫「情報を流していたけど大したものは流されてない筈よ。桃華は私のこともあるから情報は一応流していたけど、昇龍の致命的な弱点は教えてなかった。」