「あんた…まさか黒蝶!?」
姫「世間ではそう呼ばれてるわね。私がここに来た理由わかるわね?」

「くっ、やられてたまるか!!」

毒蛇の総長はナイフを持って突っ込んできた。

……が

姫「喧嘩に武器なんか使うんじゃないよ。」

ヒラリ

バキッ

総長の腹に拳を叩き込む。
「ぐがっ!?」

ドサ

姫「……セコい技で勝っても、虚しいわよ。」

総長が倒れたのを確認して父に電話。

姫「………うん、うんわかった。あとお願いね」

ふー、とため息。
チラッと倉庫の二階を見て少し大きめの声を出し

姫「さってと、早く帰らないと一緒に警察に捕まるわね。」