姫「うん。私、幽体離脱してたみたい。桃華に追い返されたよ。」

海「なんか言ってか?」

私の頭に顎を乗せ聞いてくる

姫「自分にとらわれるなって…幸せになれって」

ギュッと海斗の服を掴む

海「…そっか。幸せになりたい?」

姫「…何が幸せかわからないよ」

すると海斗が私の頬を両手で包み顔を上げさせた。

海「じゃあ、俺の幸せに協力して?」

姫「海斗の…幸せ?」

自然と目と目が合う。すごくドキドキするけど、目を離したくない。