それから数日…
ついにその日が来た。

姫「やっと…だよ桃華。瀧本を捕まえる。
そして…西園寺を、パパとママを潰してくるよ…」

姫華は昇龍の倉庫に行く前に桃華のお墓を尋ねた

姫「ごめんね?本当は海斗や昇龍の皆を連れて来たかったけど、皆、気をきかせて1人にしてくれて」

お墓の前にしゃがみこむ

姫「桃、あのねホントは怖いんだ。あの人達を目の前に私は自分を抑えられるかな…?」

瀧本は桃華を、昇龍を…
パパとママは…

考えただけで行き場の無い怒りが込み上げ、手のひらに爪が食い込む。

姫「出来るなら…殺してやりたい。
だけど、殺したくない…
あいつらと同じになりたくない」

その時

"大丈夫。姫華は
優しいからね…"