海「仲良いですね。」
八「羨ましいか?」
冗談ぽく父さんは言う
海「そうですね。だけど…それ以上に納得しました。姫華と桃華が優しい人間に育ったのはお二人の人柄お陰ですね」
優しい?私が?
桃華ならまだしも私が優しい?
八「ほう…君はよく人を見ているな。」
海「あ、いえ…本当に見ていたなら…」
悔しそうな顔で俯く海斗。貴方がそんな顔することはないのに…
なんだか泣きそうになった。
そんな顔しないで…
私がいけなかったのに
美「………もしかして、貴方が…
ならそんな顔は止めなさいな。桃華はそんな顔はして欲しくない筈。
姫華、貴女もよ。笑いなさい。いいわね?」
姫「…………うん」
だけど…無理だよ。だって、私、桃華の大切な人を…