八「西園寺が……そうか…奴等が関わって…」

静かに父さんから殺気が滲み出てる。普通の人ならこれでも竦み上がるだろ。
だが、最近は姫華の殺気をよく感じていたので昇龍のメンバーも耐えれていた

美(この子達、八雲の殺気に耐えれるのね?)

姫(私がちょくちょく殺気出すから耐性がついたんじゃない?)

美(あ~、納得。)

八「……姫華、山本組は近々大麻の罪で潰す予定だった。
相手は組だか黒蝶として行くか?」

静かに父さんは私を見て聞いてくる。

「お前が決めろ」と目が語っていた。

姫「私の答えは決まっています。
だけど…できれば、西園寺家も潰したい。」

八「出来るか?」

姫「アイツ等は未だに不正ばかりの企業。証拠は集めてやりますよ。
それに…覚悟は出来ています。」

認めたくはないが、私は西園寺の娘。
実の親を潰そうとしているのだ。
父さん、いや、八雲さんはその事を気にしてくれているんだ。

だけど…これは私が決着をつけないといけない。でなければ、いつまでも西園寺の呪縛から逃れそうにないから…