八「………そうか」

それから広い部屋に連れてこられた。

八「一先ず、何があった?話してみな?」

姫「その前に桃華を風呂に入れさせて。
身体が冷えてるから」

桃「なら姫華も一緒に」

姫「私は先に八雲さんに話をしておくから、ね?」

桃「うぅ…」

八「……わかった。
美奈子!ちょっと来てくれ!」

美「はいはい。八雲、どうしたの?」

八雲さんに呼ばれて出てきたのは綺麗な女性だった。

八「俺の嫁さんの美奈子。美奈子、そっちの子を風呂に入れてくれ。」

美「あら、可愛い!!
おいで?あったかいお風呂に入れてあげる♪」

ちょっと渋っていた桃華は私を気にしつつも美奈子さんに付いていった。


八「それで?」

姫「……私は西園寺グループの次期社長になる桃華の為に、今まで裏で汚い仕事をしていたの。」