父親が桃華にまで仕事をやらせようとした。

姫「私は父親を殴って桃華を連れて逃げ出した。
でも、5歳の子供に行く当てなんてなくって…

そんな時、今の父さん。当時藤谷組若頭・藤谷 八雲さんに拾ってもらったんだ」


「嬢ちゃん、どうした。母ちゃんのとこ、帰らなくていいのか?」

姫「帰ったって、この子が不幸になる。

この子をアイツらに渡すくらいなら…」

桃「姫、なんの話?」

姫「桃は気にしないで」

八「……まだ小せぇのに、覚悟を決めた目をしてやがるな。
何があった?」

姫「アンタには関係無いだろ?

それに、どう見てもヤクザ者にしか見えない。アンタ、何者だ?」

八「ハハッ、肝が据わってやがる!気に入った!

俺は藤谷組若頭藤谷 八雲だ!嬢ちゃんたちは?」

姫「………西園寺 姫華。この子は双子の妹の桃華だ。」