何も考えてない。 ただただ、自分のことだけ。 「ねぇ、ゆうか!」 「なに……?」 「メールで言った通りゆうか、壮汰クンのこと気になってんの?」 「気になってるだけだよ…」 「なんでぇ?」 「………」 チャイムの音が鳴った。 話は途中のまま終った。 事業中アタシは、ずぅっと 考えていた。