「ん?」
振り向いたあたしの目にうつったのはいつになく真剣な表情の大地。
「え、大地どうしたの?」
何も言わない大地にそう言うと、
「もし、冬休みまでに亜子に彼氏が出来なかったら、クリスマスと年越しと正月、俺と過ごさない?」
「……?
うん!いーよ!1人より楽しいしね!」
「おう。んじゃー、帰るな。
今日はゆっくり寝ろよ!」
そのまま大地は手を振って帰って行った。
「それにしても大地。
何であんな真剣な表情だったんだろ?」
そんなことをつぶやきながらあたしも家に帰った。
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