『ちょっとどういうこと!』なんて言いながらユリと笑って見ていたけど、なぜか気持ちがモヤモヤした。



女の子と歩いていた大地の顔は、この間あたしに見せた真剣な表情だった。



「彼女…?じゃないよね。」



家に帰ってベッドに横たわり、つぶやく。


直接電話でもメールでもして聞けばいいのに、この日のあたしはできずにいた。