燐side
「憐、どうしたんだよっ!」
准が叫ぶ。
なぁ憐。
お前はそういうコトをいって、強くなれってコトだよな?
強くなって、俺たちのトコまで来い、ってことだよな?
「准、強くなろうぜ」
オレはただそのコトバを言った。
「憐は強くなって。
鬼龍と互角に戦うオレたちがみてぇんだよ。
憐の言うとおりだろ?
今のオレらが戦ったって、もしかしたら屍鬼1人で逝かされちまうかもしんねぇ。
だけどあんなに言われたんだから、見返せばいいだけだろ?」
言い切った。
もしなんかしたら白龍(ココ)を出ても構わない。
そんなことがあったら、オレは……。
「こんな准、……いや白龍はキライだ。
このままの白龍だったらオレは、鬼龍になる」
みんながザワッと声をあげる。