夾「地倉君、ってなんかくすぐったい!
夾って呼んで!」
魅「え?あぁ、うん…」
さっきまで幻覚で見えていたピンと張っていた耳としっぽがうなだれているように見えた。
魅「き、夾…そんなに気を落とさないで…
もしかしたら、貴方といれば思い出すかもしれないじゃない?
だから…」
夾「…ありがとう…
魅彩は…本当にやさしい…」
そういって顔を上げていた夾は
泣いていた。
泣いていた
ない…
魅「えぇぇぇ?!
なんで泣いてるの?!」
夾「…いろいろ…嬉しくて…!!」
人通りのない廊下でよかった。
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