魅「ちょ…!!

  地倉君ストップ!!!!」

夾「!」







私が声をかけると止まった。…律儀…







夾「なんで?

  次授業なのか?」

魅「いや、違うけど…


  じゃなーくーて!!


  どうしたの!!」

夾「俺、魅彩に会いたくてここに来たんだ!」

魅「…え?」

夾「久しぶりだな!!」







そうやって無邪気に笑う地倉君。でも、私は正直彼のコト…知らない。









魅「…どこで、会ったの…?


  …私と…」

夾「!!
  まさ…か、覚えて、ないのか?」

魅「えぇ、まったく…


  どこかで、地倉君にお会いしたの?私…」

夾「そ…か、そか


  いいんだ、別に


  俺が覚えてるだけでも。

  この思い出が、きれいなら、なんでも…」








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