私には父がいない。母と祖母との3人暮らしだった。
父は母が離婚したため5歳の頃カラいなかった。私には兄弟がいた。
姉の真実(当時8歳)と弟の政紀(当時3歳)の二人。幸せで何不幸のない5人暮らしのはずだったが・・・-。私の父は金遣いが荒い人だった。自分のもの以外にお金が回るとすぐに怒り、手を出す。お母さんはそんな父がたえきれなくなってしまい、いつしか「離婚」という言葉が口癖になっていた。
そんなある日、子供はどうするのか話し合っていた。なぜ私だけお母さんのほうに来たか・・・・・。私はいじめられていた。母の夫。つまり当時の私のちちである。その父の家。私の祖母に当たる人の家をよく姉弟3人でよく行っていた。
「真実は長女。政紀は長男。まぃは何だ??ただのろくでなしー。」
そんな言葉が母は耐え切れなかったらしい。家を出て、どこも行くところがなくなった私と母は、母の母の家に行くことになった。ここから母と祖母と私の3人暮らしの生活が始まったのだが・・・・