「スーパーの袋には、
メシとスポーツドリンクな。
アイスも冷凍庫に入ってるから。」

「うん」



「薬局の袋には
風邪薬と栄養ドリンクな!
あと冷えピタとかマスクとか!
全部使えよ」

「うん」


「じゃあ、帰るわ。
明日、来いよな!」


「うん」


それだけ言うと、
琉太はすぐに立ち上がった。

もう1度、ありがとうが言いたくて
私は玄関にいる琉太に向かって
起き上がる。


「琉太。ありがとうね。」

「おう!」