琉太の顔を確認してから 気まずくなって顔を下げると、 大きな袋が2つ、 琉太の手にぶら下がってるのを見つけた。 「やっぱり…」 琉太が、なにか言った。 「え?」 「入るぞ!」 琉太は私の手をつかんで、 強引に私を家の中に連れ戻した。 ……なぜか、琉太が私の家の キッチンに居る。 「琉太…?どしたの?」 「どしたの?じゃねーよ! やっぱ風邪だったんじゃんか!」 少し怒った口調で、 琉太は言った。