その当日は
自分のことの様に落ち着かなかった。

今、琉太と一緒に居るのが
なんで私じゃないの……
いつも隣に居るのは私なのに…



応援するフリして
本当は応援なんてしてない。

フラレちゃえばいーのに。
早く諦めればいーのに。



そんな事しか考えてない私は
ちっとも可愛くない。

こんな私、誰も好きになってくれない。



そんな事は分かってるけど
やっぱり応援なんて出来ないよ…。


「……琉太…。」


昼間なのにカーテンも開けずに
真っ暗な部屋でつぶやいてみたけど
誰も返事なんてしてくれるはずがなくて。



私は泣き疲れて
いつの間にか寝てしまった。