「ま、頑張って落としてよ。
楽しみにしてるからさ。」


イシシ、と笑うしおりに少し拗ねてみせた。


『さーどうするかね~…』


とりあえず、携帯を取り出して彼に電話をしてみた。
出なくても、出るまでかなりしつこくかけ続けた。


五回目くらいでようやく出た。


《…はい》


うおー不機嫌


『雅也今どこ?』


《……誰?》


ちゃんと無理やり携帯に、奈々ハァトと登録したのに、誰?って聞かれた…
まさか名前覚えてないのか?