「とにかく、彼氏を信じなさい♪」
「・・・。」
すっかり舞い上がっちゃってるわ。
あたしはこれからの不安に追い回され
最近はすごく寝不足状態だった。
でも・・・
「真那、大丈夫か?」
「気分悪いのか?」
「保健室行くか?」
って、
ほんとは俺様な優樹も
学校では王子様気取りなただの男の子。
そして放課後。
あたしはそんな裏表のある彼氏に
相変わらずな裏の態度で流される。
「なぁ真那」
「ん?」
「・・・今週の日曜、空いてるか?」
「空いてるけど」
「じゃあデード行こうぜ?」
「デ、デート?!」
「あぁ」
なによ!そのニヤニヤした顔は!
キショイってーの!
「どこ行くの?」
「あ?んなの遊園地行ってデパート行って飯食って
ラブホだろ?」
「はぁ?」
なにふざけたこと抜かしやがるこのエロ男!
「あたし絶対行かないから!」
「彼氏の言うことも聞けねえのかよ」
「遊園地とかはいってあげてもいいけど
その・・・最後のやつ、いらないから」
「わかってるよ冗談だって」
「あらまぁお暑いお二人様♪」
「夏未!」
なぜこのタイミングで夏未が・・・。