【蒼空side】

「ただいまー。」

ドタバタッ

「蒼空おかえりー♪」

琉依がかけてきた。

「蒼空。足大丈夫だった?」

琉依が瞳を潤ませながら見てくる。

「大丈夫だったよ♪」
「よかったぁ!」

そう言って
私達はリビングへと向かった。

「あのね。」

琉依がずっと蒼空にべったりしている。

「あのね。郁がね、ずーと蒼空のこと心配してたんだよ♪」

琉依が嬉しそうに蒼空をみる。


私。
いろんな人に心配かけてるなぁ…

「琉依。郁に『ありがと』って伝えてくれる?」
「うん♪」

琉依がキラキラの笑顔で笑った。

「じゃあ、ちょっと部屋いくねー」

琉依に手を振りながらリビングを後にする。