「あ!蒼空と優輝クンだぁ!」

琉依が帰宅する蒼空と優輝を指差して叫んだ。

すると
ボールを拾っていた郁も琉依の指差す方向を見た。

「蒼空ー!おかえり!優輝も♪」

そう言って郁は優輝に持っていたボールを投げる。

「遅かったね?奏兄ちゃんはもう帰ってきてるよ♪」

琉依が蒼空の元へ駆けていき、言った。

「うん、ちょとねー…」

複雑そうな顔で琉依に返す。

優輝が怪我してる足をチョンッと、蹴った。

「ッ!?」

蒼空はすごい顔をして優輝の方を見た。

優輝はすごく楽しそうな顔をしていた。


そんな2人を少し離れたところで
郁はジーと見ていた。