次は末っ子、優月。


「ゆーづーきー!」

ゆっさゆっさ揺らしても
まったく起きないどころか
どんどん布団の中に入ってゆく。(笑)


もういくらゆすっても起きないのは
毎日のことだからわかっちゃいるけど
もう1年生だからいい加減、朝はしっかり起きてほしい。


それでも可愛い弟。
甘いと思いながらも一向に起き上がらない優月を無理矢理起こしておんぶをするとしっかり首に腕を巻いて

「わーいっ!つき姉のおんぶー♪」

なんてゆってはしゃぐ。



「もー。優月はもう1年生なんだから起こしたらちゃんと起きなきゃだめでしょ?」


「でもまだ1年生だもん!」


「あ、そんなことゆってると今月の優月のお誕生日会やらないからねー?」


「えー。やだぁ!じゃあ明日から頑張る!」


「約束だよ?」


「うん♪」


優月をおぶったままリビングに行くと美月が全員分の牛乳をグラスについでくれた。