ネオンは、全て地面に置かれた看板からだった。
外に防護服を着た人が何人も立っていた。
「ねぇお兄さん、うち若い子揃えてるし、物次第でアレもOKなんだけど。」
防護服の中の顔を見ると厚化粧のおばさんだった。
「シャチョさん沢山荷物持ってるね~うち安いよ。
シャチョさん私の国の映画スターに似てるね。
うちくる。うちくる。来ないとこの防護服薄い私大変ね。」
顔を見ると浅黒い顔だったフィリピン人だろうと思った。
倶楽部シェルター蝶はすぐに、分かった。
かなり大きな看板にネオンと周りに沢山の電球が付いていた。
そこに倶楽部シェルター蝶と黒い看板に白い文字で書かれていた。
赤いボタンも付いている。
前に立ってボタンを、押そうと思ってると防護服を着た人間が走ってきた。
「ギャバクラシェルターアイアイだけど~うちに来なよ。悪い事言わないからさあ。」
防護服の奥の顔を見るとあの子だった。目の大きな金髪の若い子だった。