俺は、髭を剃り鼻毛を抜いて着替えた。
スーツが、沢山あったのでスーツを着た。
防護服服を上から着た。
出入り口用の梯子を登って二重になっている扉を抜けて外に出た。
外に出ると同時に防護服服の中から声がした。
「鍵を、かけて下さい。
放射能レベル1かなり低めですが防護服を、脱がないで下さい。
それと鍵は防護服を脱いだら必ず何処かに隠すかシェルターのそばに埋めて置いて下さい。
あなたは四番ですから注意して下さい。」
俺は、防護服を探り鍵を見つけた。
ポケットにかなり大きめの鍵が入っていた。
シェルターの出入り口の蓋に鍵穴があり、そこに鍵を差し込んで回した。カチリと音がした。
そして迷ったが、鍵をシェルターから少しだけ離れた所に埋めた。
どうやら防護服の中にコンピュータか何か付いていて喋っているらしかった。
「南へ歩いて下さい。楽しんで下さい。」
俺は、南へ向かって歩き始めた。
当たり一面焼け野原だったがほとんど物らしき物が残ってなかった。
核の威力を目の当たりにした。
防護服の重さと荷物の重さで汗が、出た。
少し歩くとキラキラ光が見えてきた。
看板が立っている。ざっと数えただけで百は、有りそうだった。